
事故の映像が記録されていない場合も
8月2日の朝日新聞デジタルの記事です。
ドラレコ「録画されていない」相談増加 SDカード原因?
交通事故やあおり運転などの危険運転を映像で録画するドライブレコーダー。
ここ数年で、装着している車が増えました。
ルームミラーの裏あたりに、いろいろな形のものが装着されています。
ドライブレコーダーは特別な操作が不要なものがほとんど。
エンジンをかけると、自動的に電源が入り、録画を開始します。
事故でもない限り、普段はほとんど触ったことが無い人がほとんどでしょう。
でも、知らない間にドライブレコーダーに故障やエラーが発生し、録画されていないままに運転していることがあることをご存じでしょうか?
肝心なときに映像が映っていないことも、あるのです。
原因はSDカード?
ドライブレコーダーは運転中の映像を常に記録しています。
事故などの衝撃を検知したときを境に、前15秒、後5秒の映像を記録します。(無事故プログラムの場合)
衝撃映像は、通常、映像と同時に音声や速度、位置情報なども記録します。
これとは、別に常時、録画もしています。
”常時録画”と呼ばれる機能で、10時間から、100時間程度分を記録します。(録画時間の長さは、SDカードの容量によります)
常時録画は、常に決まった時間分だけを記録します。
以前の録画は上書きしていきます。
つまり、ドライブレコーダーでは、映像の記録をSDカードに”書き込み”と”消去”を同時に行っています。
SDカードの寿命はいつ?

SDカードにも寿命があります。
寿命の算出方法は書き込みと消去の回数(SDカードへのアクセス回数)で決まります。
参考サイト
ドライブレコーダーは運転中、常に記録。
SDカードのアクセス回数もデジタルカメラなどとは比較にならないほど多くなります。
運転時間や外部環境(温度、湿度、紫外線)にもよりますが、通常は1〜3年程度でSDカードの寿命が来てしまいます。
寿命が来たSDカードは、書き込みが出来なくなるため、ドライブレコーダーの映像を記録することが出来なくなってしまいます。
SDカードエラーの見分け方
ドライブレコーダーには、SDカードエラーを警告するLEDや警告音などがあります。
エラーが発生したら、SDカードを新しいものに交換して対応します。
といっても、このエラーに気付かないこともよくあること。
普段、ドライブレコーダーのLEDなんか見ないドライバーがほとんど。
見て見ぬふりをするドライバーだっています。
その点、無事故プログラムはSDカードのエラーや挿し忘れなどがあった場合、管理者にメールが送られるようになっています。
これによって、ドライブレコーダーの記録が出来なくなることを防止できますね
コメントはこちら